「袴田事件」弁護団 新天皇即位にあわせて恩赦出願へ #nhk_news https://t.co/QX0VCJ0NPT
— NHKニュース (@nhk_news) March 4, 2019
昭和41年に今の静岡市清水区で会社役員の一家4人が殺害された事件では、死刑が確定した袴田巌さん(82)が再審を申し立てています。
静岡地方裁判所は5年前、犯人のものとされる衣類の血痕のDNA鑑定などをもとに再審とともに釈放も認める異例の決定を出しましたが、東京高等裁判所は去年、「DNA鑑定の信用性は乏しい」などとして再審を認めませんでした。一方で、釈放については、本人の年齢や健康状態などを踏まえ、取り消しませんでした。
弁護団は最高裁判所に特別抗告し、引き続き無実を訴えていくことにしていますが、今後の最高裁の判断によっては再び収監されるおそれがあるとして、法務省の中央更生保護審査会に刑の執行の免除を求めて恩赦を出願することを決めました。
弁護団は、ことし5月1日に皇太子さまが新天皇に即位されるのにあわせて受刑者などに恩赦が実施される可能性があるとみていて、今月中にも出願したい考えです。