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発表によりますと、東芝はグループ会社の工作機械メーカー「東芝機械」の株式をおよそ20%保有していますが、2%を残してほとんどを3日に売却する方針を決めたということです。


これに対して、東芝機械は2日、取締役会を開き、売却される株式を買い取ることを決議しました。東芝の売却額は152億円となる見通しです。


東芝機械は30年前の昭和62年に、旧ソビエトに工作機械を輸出したとして、外国為替管理法に違反した、いわゆる「東芝機械ココム違反事件」の舞台となった会社で、今回の株式の売却によって、東芝のグループ会社から離れることになります。


東芝アメリカの原子力事業で巨額の損失を計上することを受けて、主力の半導体事業を分社化して、新会社の株式の過半数を売却する方針を決めているほか、保有する資産の売却を検討していて、財務基盤の立て直しを急いでいます。