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最高裁判所の寺田逸郎長官は3日の憲法記念日に合わせて、会見を開きました。


この中で施行から70年を迎えた日本国憲法の下での裁判所の役割について、「国民の権利を救済し、法の支配を実現するための役割は重みを増している。これまで以上に社会の変化に対応できる柔軟性を備え、要請に的確に応えなければならない」と述べました。


最近の憲法改正をめぐる議論についての質問には、「最高法規である憲法については、国民的な議論に委ねるべきだ。その議論を十分に注視している」と述べました。


また、法律の規定が憲法に違反するかどうかが争われる裁判に関して、より積極的な姿勢で臨むべきだという意見が研究者などから出ていることについて問われると、「裁判そのものについての質問なので、長官として申し上げることはない」と答えました。


そのうえで、「私自身の考えを言えば、社会の動きと裁判所は無縁ではないので、何十年か前に確立した考え方が通用するとは思わずに裁判に臨むことが重要だと思う」と述べました。

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