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河野統合幕僚長は、23日の日本外国特派員協会での記者会見で、安倍総理大臣が憲法9条を改正して自衛隊の存在を明記することを目指す考えを示していることについて、「憲法は非常に高度な政治問題なので、統合幕僚長の立場で申し上げるのは適当ではない。ただし、一自衛官として申し上げるなら、自衛隊の根拠規定が憲法に明記されるということであれば、非常にありがたいと思う」と発言しました。


これについて河野統合幕僚長は25日、防衛省で開かれた定例会見で、「記者から質問があったため、個人的な感想を述べさせていただいた。全く政治的意図はない。これ以上はコメントを差し控えたい」などと述べ、発言に問題はないという認識を示しました。


自衛隊員は、自衛隊法で「政治の方向に影響を与える意図で特定の政策を主張すること」などを目的に政治的行為をしてはならないと定められています。


河野統合幕僚長は、政治的な意図はないとしていますが、自衛隊のトップが憲法改正という高度な政治問題について、公の場で発言するのは極めて異例です。

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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150904#1441363782
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