【突破する日本】新元号「令和」 明治天皇「五箇条の御誓文」と重なる願い https://t.co/j0IqILdrDK
— zakzak (@zakdesk) 2019年4月4日
結果として「令和」は、日本の古典にも中国の古典にも典拠があるということになるが、むしろ結構なことではないか。漢籍と国書を対立的に論じることは建設的ではなく、国書は当然、漢籍の影響を受けている。私は両方を出典とすることが最善と指摘してきた。
重要なのは、新元号の出典が『万葉集』の漢文であることであり、その全体の趣旨だ。「令」と「和」がどの文献で使われているかということは些末な問題でしかない。
『万葉集』の序文がいう「風和ぎ」とは、春の訪れによるものばかりではない。当時の東アジア情勢の変化により、国土防衛のための防人(さきもり)を一部停止できるほど隣国との緊張が緩和された。現在の状況とも重なることを踏まえ、そのような平和な時代が到来し、文化の花咲く時代にしたいとの意味が込められているのではないかと前回述べた。
安倍晋三首相が「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように」と談話で述べたのは、そのような意味ではないか。
同様に『万葉集』の序文に、梅の花を愛でる宴会の様子として、「淡然と自(みずか)ら放(ほしきまま)にし、快然と自ら足る」とする部分があることにも注目したい。「心静かに自らの心のままに振る舞い、それぞれの心が満ち足りている」という意味だ。
安倍首相は先の談話の続きとして、「一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め(た)」と述べている。
明治維新に当たって、明治天皇が天神地祇に誓われた「五箇条の御誓文」に、「官武一途庶民ニ至ル迄(まで)各(おのおの)其(その)志ヲ遂ゲ 人心ヲシテ倦(う)マサラシメン事ヲ要ス」とある。
誰もが自分の思いを遂げ、生きていることが嫌になるようなことがないようにしなければならないとの意味だ。
明治天皇は、新時代に向けてこれを自らの指針とされ、政府はこれを国是とした。これらのことが彷彿される。そんな思いも新元号には込められているように思う。
八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士後期課程退学。専攻は憲法学、思想史。
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律令制度を確立した飛鳥~奈良時代の政治家、藤原不比等(ふひと)をしのぶ没後1300年の御遠忌式が行なわれる。平城京遷都などの知られざる功績が見直される機会となりそう。
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年4月4日
平城京遷都を主導、興福寺造営…知られざる藤原不比等顕彰へhttps://t.co/nnZ5ULV9z5
興福寺(奈良市)は春日大社(同)と合同で、律令制度を確立した飛鳥~奈良時代の政治家、藤原不比等(ふひと)(659~720年)をしのぶ没後1300年の御遠忌(ごおんき)式を5月3日に行う。不比等が創建し、昨秋に約300年ぶりに再建された中金堂の前庭が舞台。不比等の大規模な御遠忌式は初めてといい、平城京遷都などの知られざる功績が見直される機会となりそうだ。
不比等は藤原氏の始祖、中臣鎌足(なかとみのかまたり)の次男。飛鳥時代に法典「大宝律令」の制定に尽力するなど活躍し、右大臣として奈良盆地南部の藤原京から北部の平城京への遷都を導いたとされる。律令国家の基礎を築く一方で、皇室と姻戚関係を結ぶことで地位を固めた。しかし、一般の知名度は低く、功績もあまり知られていないのが現状という。
こうした中、藤原氏の氏寺である興福寺では昨年10月、中金堂が約300年ぶりに再建され落慶法要を迎えたのを機に、氏神の春日大社と神仏合同の御遠忌式を計画。当日は淡海(たんかい)公と称された不比等の御影(みえい=肖像画)を中金堂内陣に掲げ、神職と僧侶が前庭で神道の祝詞(のりと)奏上や仏教の読経などを行う。奈良市内ではこの日、倉本一宏・国際日本文化研究センター教授による記念講演も予定され、時の実力者、不比等について広く知ってもらう考えだ。
興福寺の多川俊映貫首(かんす)は「平城京遷都の構想と企画は右大臣だった不比等が主導したのだろう。1300年御遠忌を機に、平城京遷都と興福寺造営をセットで成し遂げた大人物に思いをはせてもらいたい」と強調。春日大社の花山院弘匡(かさんのいんひろただ)宮司も「春日と興福寺は二人三脚でやってきた歴史がある。不比等は日本の基礎をつくった人であり、顕彰したい」と話している。
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岡田氏「野党潰しにかかる、そういうダブル選あるかも」 https://t.co/8aWRWqlg1j
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2019年4月3日
自衛隊トップ 新統合幕僚長「国民に信頼される自衛隊目指す」 #nhk_news https://t.co/B4EsFsatIF
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月4日
前の陸上幕僚長の山崎幸二氏は、今月1日付けで自衛隊トップの統合幕僚長に就任し4日、初めて記者会見しました。
この中で山崎統合幕僚長は「いつ、いかなる事態にも任務を完遂できるよう、統合運用の実効性を向上し、国民に信頼される精強な自衛隊を目指して全力を尽したい」と述べました。
そのうえで「国民に対して実態をそのつど、その状況にあわせながら説明することが大事だと思っている」と述べ、情報公開にも適切に対応していく考えを示しました。
また、陸上自衛隊のトップに新しく就任した湯浅悟郎陸上幕僚長も4日記者会見を行い、陸上自衛隊の幹部自衛官2人がエジプト、イスラエル両国の停戦監視にあたるため多国籍軍・監視団の司令部に派遣されることについて「現地の情勢を継続的に注視し、安全を確保したい」と話しました。