中国 習主席の元部下が異例の早さで昇進 #nhk_news https://t.co/GenG0REKVc
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年5月27日
中国国営の新華社通信は27日、北京市のトップにあたる共産党委員会の書記に、北京市長の蔡奇氏が任命されたと伝えました。
蔡氏は61歳、習主席が福建省や浙江省で勤務していた時期に、長年部下として仕えていて、習主席と関係が深いとされています。蔡氏は、ことし1月に、北京市長になったばかりで、それから、わずか4か月という異例の早さで市長より格上で、トップにあたる書記に昇進した形です。
中国では、ことし後半、中国共産党の指導部メンバーの大幅な交代が予想される、党大会が開かれます。蔡氏の前任の北京市の書記は、共産党中央の指導部にあたる、政治局委員を務めていることから蔡氏も、今後、指導部入りすると見られています。
さらに北京市の代理市長には、習主席の母校、清華大学の学長を務めた経験もある陳吉寧環境保護相が任命されました。
共産党大会を前に、習主席に近いとされる人物が重要ポストに相次いで配置されたことは、習主席の権力基盤を固める動きだと受け止められています。