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〈先生がいわれた(以下、先生は孔子のこと)。


「学び続け、つねに復習する。そうすれば知識が身につき、いつでも活用できる。実にうれしいことではないか。友人が遠くから自分を思い出して訪ねてきてくれる。実に楽しいことではないか。世の中の人が自分のことをわかってくれず評価してくれなくても、怒ったりうらんだりしない。それでこそ君子ではないか」〉

〈先生がいわれた。


「口ばかりうまく外見を飾る者には、ほとんど仁はないものだ」〉

〈先生がいわれた。


「正しく理の通った言葉には従わずにはいられない。しかし、ただ従うのではだめだ。自分を改めるのが大切なのだ。やわらかく導いてくれる言葉は心地よいから、つい喜ぶ。しかし、喜ぶだけではだめで、真意を求めることが大切だ。ただ喜んでいるだけで真意を追求しなかったり、ただ従うだけで自分を改めないような人は、私にはどうしようもない」〉

先生がいわれた。


「鄭の国の外交文書は、大変すぐれていた。というのも、文書作成においては、裨硎が草稿を書き、博学の世叔が検討し、外交官の子羽が添削し、東里に住む子産が文章に磨きをかけたからだ(四人の賢人が力を合わせて外交文書を作る、こうした慎重さがあればこそ、小国の鄭が大国の間にあって国を保つことができたのだ)」〉

〈柳下恵は魯国で裁判長に三回任命され、三回免職された。ある人が、「それでもまだあなたはこの国を去らないのか(自らに合う他の国を探すのがよいではないか)」と言ったところ、こう答えた。


「まっすぐ正道を貫いていて人に仕えようとすれば、どこに行っても三度退けられます。退けられないようにと、自らの道を曲げて人に仕えるくらいなら、なにもあえて父母の国を去る必要もないでしょう」〉

述べて作らず:意味・原文・書き下し文・注釈 - Web漢文大系

述べて作らず(ノベテツクラズ)とは - コトバンク

述べて作らず、信じて古を好む

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170606#1496745344(西洋の学問)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170528#1495968376デカルト座標系)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141225#1419504076(今もし真の実在を理解し、天地人生の真面目を知ろうと思うたならば、疑いうるだけ疑って、凡ての人工的仮定を去り、疑うにももはや疑いようのない、直接の知識を本として出立せねばならぬ)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141116#1416134305純粋経験
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141115#1416047863(西田は思想輸入的・文献学的なアプローチを取らず、先人らの思考法だけを学び独自に思想を展開させたがゆえに、彼の著作は一見すると独創的で難解である。しかし、禅の実践から抽出された独自の学風は文献学者、「哲学学者」への痛烈なアンチテーゼでもありえよう。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130511#1368276748鎖国の時代に戻ることができない以上、われわれは西欧思想を扱わざるをえない。しかしそれは金科玉条のごとく崇(あが)め奉ることではない。分析・咀嚼(そしゃく)し、さらには東洋思想の概念を加えることで鍛え上げ、西欧に対抗すべきだ)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20120412#1334225955(見性までは宗教や哲学のことを考えず)