出光、株式3割の増資へ 創業家持ち分割合は低下 https://t.co/rfMs2csz7R
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出光興産、4800万株の公募増資を決議 https://t.co/KgL1qgJjpx pic.twitter.com/vvKgFHz4vZ
— Reuters Jp Biz (@ReutersJpBiz) 2017年7月3日
出光興産(5019.T)は3日、公募による新株発行を決議したことを明らかにした。発行株式数は4800万株。同社の手取り概算額合計は最大で約1385億円。
調達資金は関連会社の設備投資などに充てるほか、昭和シェル石油(5002.T)の株式取得に伴う短期借入金返済資金の一部に充当する予定。
出光興産が増資を発表 創業家側は差し止め求める方針 #nhk_news https://t.co/M8muo9kXVJ
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年7月3日
発表によりますと、出光興産は発行済みの株式数の30%に当たる4800万株を新たに発行する公募増資を行い、国内でおよそ970億円、海外で415億円の合わせて1385億円を調達するとしています。
理由について、会社側は財務基盤強化のため、昭和シェル石油の株式を取得した際の費用の返済や、スマートフォンに向けた有機EL材料の製造など、将来性のある事業への投資のためとしています。
出光興産は、株主総会で合併を否決できる3分の1を上回る株式を持つ創業家側の反対で、昭和シェル石油との合併協議が難航していますが、この増資によって創業家側の比率は26%程度にまで低下します。
このため、創業家の代理人を務める弁護士は直ちに、「創業家の株式の比率の低下を目的とすることは明らかだ」として、裁判所に差し止めを求める仮処分を申し立てる方針を明らかにしました。
一方、会社側は「創業家の影響力の低下を意図したものではなく、引き続き説得を続ける」としていますが、出光興産の会社側と創業家側との経営をめぐる混乱は続きそうです。