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無所属の新人で、民進党宮城県連と社民党が支持する元衆議院議員郡和子氏が、自民党宮城県連などが支持する菅原氏らを抑えて、初めての当選を果たしました。


郡氏は仙台市出身の60歳。民放のアナウンサーを経て、平成17年の衆議院選挙に当時の民主党から立候補し初当選して以降、4回続けて当選し、この間、復興政務官などを務めました。


今回の市長選挙は、さきの東京都議会議員選挙で自民党が大敗して以降、初めて与野党が対決する構図となりました。


選挙戦で、郡氏は、共産党などからも支援を受け、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題などを取り上げ、安倍政権を批判するとともに、国政での経験も生かして子育て支援などに取り組むと訴えました。


その結果、民進党共産党などの支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層からも支持を集め、初めての当選を果たしました。


郡氏は「自分たちのことは自分たちで決めたいという仙台市民の思いが大きかった。その舞台に立たせて頂いたことを大変幸せに思う」と述べました。


投票率は44.52%で、過去最低となった前回を14.41ポイント上回りました。


獣医学部新設は『岩盤規制』の象徴。総理は常々『スピード感を持って進めるように』とおっしゃってきた。そのことは申し上げたかも知れないが、『総理が自分の口から』という極端なことを言えば記憶に残っているはず。その記憶はないから、言っていません」


 あまりに感情的な口調に議場がざわつくと、「言っていません!」と繰り返した。

 質疑者が与党から野党に移ると、安倍首相の態度は一変。都合の悪い質問にはマトモに答えず、いつものように持論を一方的に垂れ流し始めた。


 官邸の関与をめぐり、前川氏と和泉氏の主張は真っ向から対立。民進党大串博志議員が偽証罪に問われる証人喚問を行い、真偽を明らかにするよう安倍首相に求めると、途端にのらりくらり。「委員会から要請があった中で、松野大臣も山本大臣も和泉補佐官も藤原審議官も出席している。誠意をもって真実を話している」と何度も言い募り、「国会のことは国会でお決めいただきたい」と明言を避けた。


 加計孝太郎理事長との関係については「政治家になるずっと前からの友人関係」と説明したものの、「獣医学部今治市にという話は一切なかった」などと、新設計画については知らぬ存ぜぬの一本調子。「正式に申請が認められた(今年)1月20日の特区諮問会議で知るに至った」「知り得る立場にはあったが、具体的な説明は私にはなかった」と答弁。

 今治市とのパイプ役を担ったとみられている柳瀬唯夫首相秘書官(現・経産省審議官)も出席。国家戦略特区での獣医学部新設を提案する2カ月前に、今治市の課長級の担当者らを官邸に招いて面会していた疑いが浮上しているのだが、「記憶にないので覚えていない」を5回も繰り返した。

和泉洋人 - Wikipedia

民主党・野田政権時代に内閣官房参与として官邸入り。そのまま安倍首相が留任(2017年7月10日の国会で菅官房長官の発言)。安倍政権発足後は内閣官房参与(国家戦略担当)を経て、内閣総理大臣補佐官(国土強靭化及び復興等の社会資本整備並びに地域活性化担当)となるなど、閣内の要職を歴任した。その後、内閣総理大臣補佐官(国土強靭化及び復興等の社会資本整備、地域活性化並びに健康・医療に関する成長戦略担当)を経て、内閣総理大臣補佐官(国土強靱化及び復興等の社会資本整備、地方創生並びに健康・医療に関する成長戦略担当)となった。


新たに明らかになったことの1つは、文部科学省の前川前事務次官獣医学部新設をめぐり和泉洋人総理大臣補佐官と去年9月9日と29日、さらに10月17日の3回にわたって面会したことです。


これまで2人が面会した事実は明らかになっていましたが、具体的な回数や日付は不明でした。


前川氏は最初に和泉氏に呼び出しを受けた去年9月9日に、「総理は自分の口から言えないから私が代わりに言う」と告げられ、獣医学部新設の手続きを早く進めるよう求められたと答弁しました。そのうえで、「安倍総理大臣と加計理事長とが友人であることは認識しており獣医学部の問題といえば加計学園のことだと確信した」と主張しました。


これに対し、和泉氏は獣医学部新設をめぐり、前川氏と複数回面会したことは認めました。一方で、前川氏が手続きを早く進めるよう求められたと発言したことに対しては、「事務次官としてしっかりフォローしてほしいと申し上げたことはあったが、『総理は自分の口では言えないから私が代わりに言う』などと極端な話をした記憶は全く無く言っていない」と反論しました。

国家戦略特区の選定過程において、文部科学省が作成した新たな内部文書の存在も確認されました。


これは「加計学園への伝達事項」と題された文書で、加計学園獣医学部新設の事業者に決まる2か月前に文部科学省から学園側に懸念する内容を伝えるためにまとめたものです。四国における具体的な需要や学園の資金など獣医学部新設の条件をクリアするための課題が具体的に記されています。


この文書について、文部科学省は先月の調査で「法人の利益を害するおそれがあるとして、存否を明らかにできない」と説明していましたが、24日の予算委員会で松野文部科学大臣が初めてその存在を認めました。


しかし、これについて、加計ありきを裏付ける資料なのではと聞かれると、「学部新設の相談を個別の学校法人がすることは特区で認められる前でも可能だ」と否定しました。

一方、24日の予算委員会では解明されない事実も多く残されました。その1つが、国家戦略特区による獣医学部新設が加計ありきだったかどうかです。


野党は、獣医学部の事業者が加計学園に決まることし1月より前に新たな獣医学部の条件が平成30年4月の開学であることを知っていたのは今治市だけで、同じく獣医学部新設を計画していた京都府京都産業大学にはこの条件が知らされておらず不公平でないかと指摘しました。


これに対し、山本地方創生担当大臣は「京都府と連絡を取っていた」と答弁し、こうした見方を否定しました。

また、野党からは今治市が国家戦略特区となる前の平成27年4月2日に今治市の担当者が官邸を訪れ、当時の柳瀬唯夫総理大臣秘書官と面会したのではないかと質問がありました。


これに対し、参考人として出席していた柳瀬元総理大臣秘書官は「記憶がありません」と繰り返し答弁し、事実は明らかにされませんでした。

さらに、安倍総理大臣が加計学園の理事長と長年の友人だったことが加計学園の事業者決定に影響したのではないかという質問も出されました。


野党は、選定途中だった去年、安倍総理大臣と理事長が確認できるだけでも7回会って、食事などをともにしていたことを明らかにし、この中で、獣医学部新設が話題に上ったことはないのかとただしました。


これに対し、安倍総理大臣は加計学園獣医学部新設について知ったのは、加計学園が事業者に決まったことし1月20日が初めてだと答えました。そのうえで、「加計さんから時代のニーズに合わせた新しい学部や学科を作りたいと聞いたことはあるが、今治市とか獣医学部について聞いたことは一切ない」と述べこれまでどおり、便宜を図ったことはないと否定しました。

#政界再編#二大政党制