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中国の王毅外相は25日、訪問先のフィリピンの首都マニラでカエタノ外相と会談したあと記者会見しました。


この中で王外相は、領有権争いが続く南シナ海をめぐる問題について、「両国は、対話と協議を通じて適切な解決策を見いだす正しい軌道に乗っている」と述べ、当事国どうしの話し合いで解決を目指す考えを改めて強調しました。


この問題では、フィリピンが申し立てた国際的な仲裁裁判で、去年、中国の主張を否定する判断が示されましたが、フィリピンは、ドゥテルテ大統領が中国からの経済支援を優先し、仲裁裁判の判断の受け入れを求める対応は取っていません。フィリピンでは、来週からASEANの一連の外相会議が開かれ、中国やアメリカ、それに日本なども参加し、南シナ海をめぐる問題などについて議論が交わされる見通しです。このため、中国としては、会議を前に南シナ海をめぐる問題は当事国の間で取り組むべき課題だと改めて強調することで、この地域の安全保障に関与する姿勢を取るアメリカなどをけん制する狙いもあると見られます。

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