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カーター元大統領は、22日付けのアメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズに掲載されたインタビューで、北朝鮮について、「朝鮮半島や日本、それに、太平洋のアメリカ領やおそらくアメリカ本土さえも破壊できる核兵器を得たと思う」と述べ、最近の核・ミサイル開発に懸念を示しました。


そのうえで、ホワイトハウスのマクマスター大統領補佐官に「必要とするなら私は用意がある」と伝えたことを明らかにし、トランプ政権が必要とするなら、事態打開のため、みずから北朝鮮を訪問する意向を示しました。


これについて、ホワイトハウスの当局者はNHKの取材に対し、「ナンセンスだ」と述べ、カーター元大統領の北朝鮮訪問に否定的な考えを示しています。


カーター元大統領は、1994年に電撃的に北朝鮮を訪問し、いわゆる第1次核危機の回避に尽力したほか、北朝鮮に拘束されていたアメリカ人男性の解放などのため、2010年と2011年にも訪朝しています。