米国務長官 カタール断交長期化必至の情勢明かす #nhk_news https://t.co/z6RujN8RT5
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年10月22日
中東のサウジアラビアなどはことし6月、「テロ組織を支援し、地域の安定を脅かしている」となどとしてカタールと国交を断絶し、人の往来や物流を制限する経済封鎖を続けています。
仲介を続けているアメリカのティラーソン国務長官は22日、サウジアラビアとカタールを相次いで訪問し、双方の首脳などと関係の修復に向けた直接対話の可能性について協議を行いました。
しかし、ティラーソン長官は、カタールで開いた記者会見で「サウジアラビアの皇太子にも直接聞いたが、現状で対話ができるという強い示唆はなかった」と述べ、直接対話の実現にはなお時間がかかるとの見通しを示しました。
アメリカは、過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いを進めるためにも、湾岸諸国の間の結束が重要との立場から仲介を続けています。
しかし、地域の安全保障などについて話し合うため、サウジアラビアやカタールなども出席して、ことし12月に予定されているGCC=湾岸協力会議が実際に開催できるか不透明な情勢となるなど、影響の長期化は避けられない情勢になっています。