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 とはいえ、だからと言って開き直っているようでは、リーダーとして成長することはできません。では、どうすればいいのか?
 私の答えはこれです。合目的的であることに徹する。これに尽きると思うのです。
「合目的的である」とは、目的に合致する言動に徹するということです。ある部署のリーダーを任されているのであれば、その目的は、その部署に課された目標を達成すること。であれば、その目的に適うことだけをやり、目的に適わないことは一切やらない。これを徹底することによって、結果として、自然と人格は備わってくる。私は、そう考えているのです。

 そもそも、会社というものはゲマインシャフト(家族や村落など感情的な結びつきを基盤にした集団)ではなくゲゼルシャフト(目的達成のために作為的につくり上げた集団)です。もともと感情的な結びつきをベースに集まった集団ではないのですから、そのような場所で「好き嫌い」を表に出すこと自体がふさわしくない。それよりも、目的達成に集中すべきなのです。


 そして、あらゆる人間は、自ら価値があると感じる目的を達成することに喜びを感じるようにできています。多少、人間的にクセがあったとしても、この点は誰も変わりがないのです。


 だから、上司は、まず第一に、部下に対する「好き嫌い」の感情にかかわらず、全員を無理をしてでも公平に扱うことです。上司の“エコひいき”ほど、部下のモチベーションを低下させるものはないからです。


 それよりも、部下それぞれの強みに合った仕事を与えて、できるだけ任せることです。そして、彼らが目標を達成するサポートに徹する。「自分は価値のある仕事をフルに任されている」という確信さえもってくれれば、どんなにクセのある部下であっても、例外なく、ものすごく頑張ってくれて、確実に結果も出してくれます。そんな部下に対しては、自然とこちらも「好感」をもつようになります。合目的的であることに徹することで、それなりの人間関係も生まれるのです。

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#家父長制#父権主義#温情主義