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これは北朝鮮朝鮮労働党傘下の団体「アジア太平洋平和委員会」の報道官談話として28日夜、発表したものです。


この中で先の衆議院選挙に言及し、安倍政権について「選挙期間中に『北の核脅威論』と『拉致問題の解決』を騒ぎ立てた。政治の危機に陥るたびにわが国に反対する騒動を起こし権力を持ちこたえるのは日本の常とう手段だ」と主張して、非難しました。


さらに来月、日本を訪問するトランプ大統領安倍総理大臣が「さらなる圧力強化を要請するだろう」と批判したうえで、「アメリカの手先となって軽率にふるまえば日本列島が丸ごと海中に葬り去られることを肝に銘じるべきだ」と威嚇しました。


北朝鮮としては、トランプ大統領の日本訪問を前に北朝鮮への圧力強化に向けた日米両国の連携をけん制する狙いがあると見られます。


これは28日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が論評として伝えたもので、加速させている核・ミサイル開発について「核武力建設の偉業は、すでに最終完成のための目標達成がすべて成し遂げられた段階にある」と主張しました。


そのうえで「いまや残るは、わが国の気概をこれ見よがしに誇示することだけだ」として、さらなる軍事挑発も辞さない構えを示して、アメリカ・トランプ政権をけん制しました。


キム・ジョンウン金正恩朝鮮労働党委員長は先月15日、新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」の発射に立ち会った際、「核武力の完成目標はほぼ終着点に至ったのだから、全力を尽くして完成を見届けるべきだ」と述べました。


また今月7日、党の中央委員会総会での演説では「核武力建設の歴史的な偉業を成し遂げる」と述べて、核・ミサイル開発をさらに加速させる方針を強調していました。


北朝鮮は「最終完成のための目標達成がすべて成し遂げられた」とこれまでよりも核・ミサイル開発が進んだ可能性を示唆する表現を使い、トランプ大統領が来月日本や韓国それに中国などを訪問するのを前に、アメリカへの対決姿勢を鮮明にしています。