宗教改革500年 独メルケル首相が寛容を訴え #nhk_news https://t.co/GQpjKPIZr8
— NHKニュース (@nhk_news) 2017年11月1日
ドイツの神学者マルティン・ルターは、公開質問状「95か条の論題」を1517年に発表し、カトリック教会が資金を集めるために行った免罪符の販売を批判し、宗教改革が始まりました。
それからちょうど500年となった31日、ルターゆかりのドイツ東部ヴィッテンベルクの教会で記念の礼拝が行われ、メルケル首相をはじめ、大勢の人たちが参列しました。
この中でスピーチを行った牧師は「ルターは聖書の言葉の重みを再認識させてくれた」と述べ、ルターが聖書の中にこそ真理があると訴えたことで、カトリック教会からプロテスタントが分離したとたたえました。
ルターは、宗教の在り方に変化をもたらしたと評価される一方で、ユダヤ人に対して差別的な主張を行ったという批判もあります。
礼拝に参加したメルケル首相は「国際化が進む世界で、宗教や文化の多様性を認めることは大きな挑戦だ。一人一人が迫害をおそれず、それぞれの信仰に従って生きられるようにしていかなければならない」と述べ、世界各地で人種や宗教による差別が絶えない中、500年の節目に異なる信仰を持つ人どうしが寛容な心で互いを受け入れるよう呼びかけました。