【独自性弱まった京都大学】
— BLOGOS編集部 (@ld_blogos) 2017年11月12日
「内部にいると、京都大学が大人しくなったと感じる。日本経済の低迷と同根なのだろうか。大物を見かけなくなってきた。中央に反発する力も弱くなった」(京都大学教授・川北英隆氏)https://t.co/mTAk3dalIA
東京大学の中央志向、官僚志向に京都大学は反発していた。牙をむいていた。それが京都大学の独自性となり、とくに科学分野で多くの世界的学者を生み出し、また文化人類学の分野で独自性を発揮した。
それが今ではどうだろうか。内部にいると、京都大学が大人しくなったと感じる。日本経済の低迷と同根なのだろうか。大物を見かけなくなってきた。中央に反発する力も弱くなった。
学生も就職時期になれば、少なくとも経済学部や法学部では、東京の大学(東京大学ではない)に入っとけばよかったなと感じているようだ。関西には、金融機関をはじめとして、就職先が少ないからである。
学生の志向が東京という平均値に収斂し、個性に乏しくなっているのは、関西経済の問題だけではない。大物と評価できる学者が少なくなり、教員としか表現できない程度の小物が多くなったことも影響している。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20171111#1510396493
1974年3月 京都大学経済学部卒業
1974年4月 日本生命保険相互会社に入社。同社から通商産業省(現・経済産業省)派遣、ニッセイ基礎研究所出向等を経る
2006年4月 京都大学大学院経営管理研究部教授、ファイナンスを担当(現在に至る)
2009年1月 博士(経済学)(京都大学)『株式・債券投資の実証的分析』