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某T弁護士が言うには、「日本の秀才肌のエリートって、高浜町の助役のようなタイプにすごく弱い」と。

高浜町の助役的タイプとは、極端に言えば、「一緒に犯罪をやろうよ」と無理矢理、刃物を握らせるようなタイプである。刃物を握らされる前に、エリート側に何か弱味があったのだろうが、その少しの隙を天才的に見抜き、絡み取るタイプである。反社会的勢力(いわゆる反社)の幹部になれる能力か。

では、日本のエリートが高浜町の助役的タイプに弱いのは何故か。

前提としての事実は、これまでの日本のエリートの出世とは、特定の組織の中での話であり、広く社会一般に通用する出世との関係が薄かったことである。出世してきた組織から放り出されると、エリートといえどもただの人になってしまうことが多い。

このためエリートは、「組織の中で傷つき、落ちこぼれ、あげくは村八分にされ、放り出されるなんてとんでもない、そんな悲劇を味わいたくない」と考える。また、自分が傷つけば、その累が上司にも及ぶ。その上司にゴマをすり、かわいがられて出世してきたのだろうから、上司もろとも傷つけば、二度と浮かび上がれない。

高浜町の助役的タイプにすでに上司が絡み取られていれば、それがエリートの弱味となり、上司のかわいい部下であるエリート自身も絡み取られてしまう。

政治資金収支報告書によりますと、自民党の稲田幹事長代行が代表を務める政党支部は、関西電力の経営幹部らに金品を渡していた福井県高浜町の元助役が取締役を務めていた警備会社から献金を受けていました。

これについて、稲田氏は4日夜、東京都内で記者団に対し、この会社から献金を受けていたことを認めたうえで「政治資金規正法上、適法であり、適切に報告も済ませている。違法性はないと認識している」と述べました。

また、「私自身は、元助役と、どこかで同じ会場にいたこともあるかもしれないが面識はなく、名前も顔も全く認識していない」と述べました。

そして、献金を返金するかどうかについて、元助役と会社との関わりなど事実関係を確認したうえで、今後対応を検討する考えを示しました。