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数日前、日本の超の付く名門企業が、自分たちの経営について語っているのを読んだ。改革への要請に対する企業側の見解である。その時に思ったのは、「さすが東大卒が固める企業や」と。要請や批判に対して、自分たちの対応とその正当性をそつなく述べる。秀才である。

日本企業が1990年頃を境に、世界的な地位を低下させているのは、この東大卒の秀才のせいではないのだろうか。もちろん、東大卒を責めるつもりはなく、秀才の代表として東大を引き合いに出しただけにすぎない。

要するに秀才は要領がいい。弁が立つ。過去にあった事例を頭に詰め込み、それを上手に引き合いに出す。日本の高度成長期を支えたのも、この秀才である。日本の官僚組織が東大卒で固められていたのは周知の事実であり、その官僚が欧米の事例、つまり過去の経験を手本に、日本経済の羅針盤の役を果たした。

その秀才だが、残念ながら過去に事例のない未来を語れない。育ってきた環境とはまったく違う場所において、拠り所を失うのである。

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