2600年までに地球は火の玉に――「ホーキング博士」の警告は本当かhttps://t.co/CfLeRI5F1F
— デイリー新潮 (@dailyshincho) 2017年11月25日
ただの占い師の言葉なら聞き流せるが、天才が口にしたとなれば話は別だ。理論物理学者のスティーブン・ホーキング博士が、“地球は、西暦2600年までに火の玉になる”と警告
「会場で流されたビデオの中で博士が発言しました。人口が今のペースで増えれば、40年ごとに2倍になり、2600年までに地球が人で溢れる。その結果、エネルギーの消費増加が原因で地球は真っ赤になるといった内容のメッセージです」
その際、地球が火の玉のように燃えているかのような、衝撃的な映像も流れたため、海外メディアは“火の玉になる”とセンセーショナルに報じたのである。
「さらに博士はそのために、20年以内に別の星を探さなければならないと提言。自身が参加する惑星探査プロジェクトへの支援を呼びかけたのです」(同)
となると、600年後に人類は滅亡することになるが、中部大学総合工学研究所の武田邦彦特任教授は、
「ホーキング博士は物理学者として優秀ですが、生物学を知らないんですよ。人口爆発に関する主な予測は18世紀末から3回なされていますが、いずれもハズれている。未来の技術や社会制度などは予想できないので、その時点での状況が続くと仮定して結論を出すからです」
そして、こう続けるのだ。
「現在、アフリカの人口が増え続けていますが、先進国のレベルまで社会水準が達すれば止まるはず。理由は、成長するためには人手が必要ですが、紛争や病気の心配が減れば、子を産む必要がなくなる。だから、博士の言うように、現在の比率で人口が伸び続けることは有り得ないのです」