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ミャンマー西部のラカイン州では、少数派のイスラム教徒、ロヒンギャ武装勢力と治安部隊の戦闘が続き、国連の推計で62万人を超えるロヒンギャの人たちが隣国バングラデシュへの避難を余儀なくされています。


11月30日からバングラデシュを訪れているフランシスコ法王は1日、首都ダッカロヒンギャの避難民16人と面会しました。避難民の多くが暮らすバングラデシュ南部のコックスバザールのキャンプでは食料や医薬品が不足し、衛生環境も悪化していて、フランシスコ法王は避難民一人一人の声に耳を傾けていました。


そのうえで、フランシスコ法王は「最も弱い立場に立たされている避難民や少数派の人々に対する暴力や批判に立ち向かうには寛容さが必要だ」と述べ、宗教や民族の違いを乗り越えて問題の解決に当たるよう呼びかけました。


また、フランシスコ法王はミャンマー政府が法律で認められた民族ではないとして、各国にも使わないよう求めている「ロヒンギャ」という言葉を今回のアジア歴訪で初めて使いました。


フランシスコ法王はこれまでミャンマー側に配慮してロヒンギャという言葉を使っていないものと見られていただけに、各国のメディアが速報するなど、その意図が注目されています。

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