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 本書の第1章の最後(連載「第3回参照」)に、ジョッシュ・ウェイツキンという、世界レベルのチェスの神童から武術界のチャンピオンになった少年を紹介した。


 ウェイツキンは、パフォーマンスを極めていくまでの過程を振り返って、興味深い洞察を得ている──「成長は限界ぎりぎりのせめぎ合いのなかから生じる。人間が学ぶのは、能力の限界を押し上げようと精一杯頑張るときだ」。


 これを読んで、武術の厳しい訓練のことだと思った人もいるだろう。だが、これは彼がチェスをマスターする過程で学んだ教訓である。


 太極拳と出合うずっと前から、ウェイツキンはチェスの練習でくたびれるまで心に負荷をかけ続けた。


 体のトレーニング方法を別の何かに応用する指南書はたくさんあるが、ウェイツキンはその逆をやったのだ。チェスの練習哲学を武術にあてはめ、その結果、武術のチャンピオンになった。


 チェスの駒の指し方とチェスの基本構造を注意深く研究するといった、心をトレーニングするときも、ウェイツキンは自分を追い込んだ。成長するためには、限界ぎりぎりのせめぎ合いをしなければならないからだ。


 ウェイツキンがこの洞察を得たのは20年以上前のことだ。彼の効果的な練習方法は、今や学習に関する最新の科学によって裏付けられている。

 中学校と高校の数学の授業で、生徒たちを対象にある実験が行われた。


 半数の生徒は難しい問題をさんざん考えた後に教師からヒントを与えられたが、残り半数の生徒は教師からすぐにヒントをもらった。


 その結果、問題と格闘した生徒のほうが成績が良かったという。この研究の著者は、研究で発見したことを実にシンプルかつ正確に言い表した。


「スキルは苦悩から生まれる」


「人間による教育はなぜ一部しか功を奏しないのか?」(Why Do Only Some Events Cause Learning During Human Tutoring?)と題する調査でも、同じ結果となった──結局のところ、教師は生徒に答えやヒントを早く教えすぎるのだ。


 別の大学の物理学の指導システムを調べたところ、「先生がどう説明しようが、生徒は行きづまるまで考え込まないと、めったに学習しない」ことがわかったという。


 他方で、もっとも効果的な指導方法には共通点があった。生徒が音を上げるまで教えないのだ。「成長は限界ぎりぎりのせめぎ合いのなかから生じる。スキルは苦悩から生まれる」というわけだ。

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論語『不憤不啓(憤せずんば啓せず)』書き下し文・現代語訳と文法解説 / 漢文 by 走るメロス |マナペディア|

「憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず、一隅を挙ぐるに、三隅を以つて反せずんば、則ち復びせざるなり。」

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