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西田氏は、昭和50年に東芝に入社し、「dynabook」のブランドで知られる主力のパソコン事業を中心に役職を歴任して、平成17年に社長に就任しました。平成18年にはアメリカの原子力会社 ウェスチングハウスを当時の為替レートで6000億円余りで買収し、原子力事業の拡大を図りました。


買収の調印後に行った会見で、西田氏は「原子力発電の分野で世界をリードする。投資は15年から20年で回収する」と自信を示しました。社長を退任したあとは、財界活動にも積極的に取り組み、経団連の副会長を務めました。


しかし、西田氏が社長の時代に買収したウェスチングハウスは、アメリカで手がけた原発の建設事業で行き詰まって、巨額の損失を抱えて経営破綻し、東芝が今の経営難に陥る要因となりました。西田氏は、おととし明らかになった東芝の組織的な不正会計問題の責任をとって、おととし7月に相談役を辞任していました。


その後、会社側から決算の訂正にかかった費用などとして、ほかの元社長や当時の財務担当役員ら4人とともに、32億円の損害賠償を求める訴えを起こされています。

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