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この催しは上智大学が企画したもので、バチカンローマ法王庁と映像回線でつながれた大学内の会場には700人を越える大学生や高校生が集まりました。


対話では、8人の学生たちが英語や日本語などでフランシスコ法王に直接、質問をぶつけました。このうち、若者に期待や懸念はあるかという質問に対し、フランシスコ法王は「今の若者は人生を急ぎすぎ、文化や歴史、家族などのルーツを見失っている。年を重ねた人たちとの対話を大切にして、過去を見つめながら現在に挑戦し、将来を見据えてほしい」と述べ、学生たちを励ましました。


また、少数派のイスラム教徒、ロヒンギャの問題が起きているミャンマーからの留学生が宗教の大切さについて質問したのに対して、「宗教は自分を成長させ、他人に奉仕するためもので、他人を傷つけるものではない」と述べました。


上智大学によりますと、ローマ法王が特定の大学と個別に対話の場を設けるのは極めてまれだということです。質問したミャンマーからの留学生は「ミャンマーのように複数の宗教の間で対立が起きている国では、法王が述べたように、互いを尊重することが大切だと感じた。多くのことを学ぶことができた」と話していました。