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ジャンクロード・オロリッシュ大司教は、上智大学のドイツ語学科の教授や副学長を歴任するなど8年前まで合わせて20年以上、日本に滞在した経験があり、先月、ローマ法王に次ぐ地位の聖職者で法王を補佐する枢機卿に任命されました。

就任式を前にオロリッシュ大司教は4日、バチカンでNHKのインタビューに応じ、11月のフランシスコ法王の訪日について「日本への旅は法王にとって夢で、いつも日本に来たがっていた。夢が実現されることになる」と述べて、訪日は法王自身が強く望んできたものだという認識を示しました。

また、フランシスコ法王は、被爆地の長崎や広島が経験した苦しみを理解していると指摘し、「日本が平和のためのメッセージを伝えるのに一番良い場所だと考えている」と述べ、訪日は平和の大切さを訴える機会になると強調しました。

そのうえでオロリッシュ大司教は、こうした平和へのメッセージが中国や韓国など、周辺国と日本の関係改善につながることに期待を示しました。

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