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ロシアのプーチン大統領は、来年3月に行われる大統領選挙に通算4期目を目指して、立候補する考えを表明していて、19日、モスクワで開かれた支持団体の会合で演説しました。


この中で、プーチン大統領は「2000年代の初め、ロシアは混乱し、ひん死の状況だった。しかし、われわれは、主権と領土の一体性を維持し、発展の突破口を開いた」と述べ、ソビエト崩壊後の混乱を立て直し国を発展に導いたのはみずからの功績だと強調しました。


そのうえで、プーチン大統領は「これまで選んできた路線から外れてはならない。そうしないと、ゼロからやり直さなければならない」と述べ、有権者に対し選挙での幅広い支持を訴えました。


プーチン大統領は、現在も80%を超える高い支持率を保っているほか、対抗できる政治家もいないことから、大統領選挙は事実上、プーチン氏の信任投票になる見通しです。


ただ、政権の長期化に対し社会の閉塞感が広がっているうえ、欧米からの経済制裁によって国内経済が低迷する中、野党勢力が政権を批判するデモをたびたび開くなどしていて、プーチン大統領としては批判を封じ込め、みずからの正当性をアピールする狙いがあると見られます。