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ベラルーシでは、ルカシェンコ大統領が、今月9日の大統領選挙の結果、8割の票を獲得し、6選を決めたと発表されたことに対し、国民の間では「不正があった」として反発が強まり、抗議デモが拡大しています。

首都ミンスクでは16日も市中心部に20万人ともみられる市民が集まって、ルカシェンコ大統領の退陣を訴えるとともに、警察のデモの参加者への暴力に抗議しました。

これに対し、ルカシェンコ大統領は政府関係者や支持者を前に演説し、デモは外国が仕掛けていると主張したうえで、「外国ではない自身の政府が必要だ」と述べ、引き続き政権を担う決意を強調しました。

今回の選挙結果をめぐり、EU=ヨーロッパ連合が制裁に向けた検討を始めるなか、ルカシェンコ大統領は16日、ロシアのプーチン大統領と、前日に続いて電話で会談しました。

ロシア側の発表によりますと、双方はベラルーシへの外国からの圧力を協議し、必要な場合にはロシアに軍事的な支援の準備があることを確認したとしています。

ヨーロッパ各国からは選挙のやり直しを求める声も出ていて、ルカシェンコ大統領としては、プーチン大統領を後ろ盾として、これをけん制するねらいもあるとみられます。

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