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ソビエトベラルーシのルカシェンコ大統領は、各界の代表を集めた会議で演説を行い、去年8月から続いた反政権の抗議活動について「失敗だった」と述べて引き続き政権を担う強気の姿勢を示しました。

ベラルーシでは、5年に1度、各界の代表を集めて開かれている大規模な会議が11日から始まり、ルカシェンコ大統領は4時間にわたって演説を行いました。

このなかでルカシェンコ大統領は、去年8月の大統領選挙で不正があったとして辞任を求める抗議活動が続いたことについて「電撃戦のような試みがあったが失敗だった」と述べました。

また、ロシアとの関係については、引き続き重視するとしたものの、ロシアと国家統合に向けて協議をしていることについては「両国の主権が完全に維持されることが前提だ」として対等な立場で進めるべきだと強調しました。

ルカシェンコ大統領は、みずからに対する抗議活動の勢いが衰えた一方で、ロシアでプーチン大統領への抗議活動が広がるなか、今回の演説を通して政権運営などで強気の姿勢を示しました。

ベラルーシの政治評論家のカルバレビッチ氏はNHKの取材に対して「ルカシェンコ氏は最後の最後まで権力にしがみつくだろう」と述べるとともに今後も反政権派の抗議活動が続くと指摘しています。

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