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中国を代表する人気女優、ファン・ビンビンさんは、ことし5月にインターネット上で映画の出演料を過少申告しているなどと脱税の疑いを指摘され、その後、公の場から姿を消していました。

ファンさんに対する税務当局の調査結果を3日、中国国営の新華社通信が伝えました。

それによりますと、ファンさんと所属事務所は収入を少なく見せたり、事務所の会計を操作したりする手口で2億5000万人民元、日本円でおよそ42億円の納税を免れていたということです。

税務当局はファンさん側に、追徴課税や罰金として日本円で140億円余りの支払いを命じたということです。
ファンさん個人の刑事責任は問わないとしています。

ファンさんの中国版ツイッター、ウェイボーはほぼ4か月ぶりに更新され、「当局による処罰を受け入れる」としたうえで、「皆さんに心から謝罪する」とのコメントを掲載しています。

中国では俳優の出演料が高騰し、政府は映画の製作費に占める出演料の割合に上限を設けるなど規制を強めていて、ファンさんへの税務調査は、当局による「見せしめ」との見方が出ています。