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イギリスのメイ首相は、ことし7月に離脱方針を取りまとめましたが、反発する閣僚の辞任が相次ぎ、求心力が低下する中で保守党の党大会に臨みました。

3日、演説したメイ首相は、みずからの離脱方針について「国境の管理や法律、予算をEUから取り戻すという国民との約束を守るためのものだ。国にとって最良の合意を得るべく、今こそ結束しなければならない」と支持を求めました。

またEUに対しては「いかなる犠牲を払っても合意を得ようとは思わない。合意なき離脱は関税の復活や国境管理の混乱など痛みも伴うが、イギリス国民の底力によって必ずや乗り越えてみせる」と述べ、譲歩に応じない強気の姿勢を示しました。

演説のあと党員からは前向きな反応が聞かれましたが、首相の方針に反対する議員は「提案は現実的ではなく、EUからも拒絶されるだろう」と述べ、交渉の行方に懸念を示していました。

EUは3日、今月17日に離脱問題を話し合う首脳会議を開くと発表し、事態の打開に向けた糸口が見つかるかどうかが焦点となります。