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ラトビアの議会選挙は6日、投票が行われ、選挙管理委員会によりますと、ロシアとの経済関係の強化を訴えロシア系住民が支持する最大野党「調和」が、100議席のうち23議席を獲得し、第1党となりました。

続く第2党と第3党には、これまで議席のなかった新興の政党が躍進し、クチンスキス首相が率いる中道右派の与党「緑と農民連合」は、汚職事件による政治不信などから11議席にとどまり第6党と低迷しました。

いずれの政党の議席数も過半数に届かず、今後、連立協議が行われる見通しで、第1党になった「調和」が新興政党などと協力しロシア寄りの政権を樹立するかどうかが、焦点です。

人口211万のラトビアは、ロシアを安全保障上の脅威とし、2004年にEUに加盟していますが、国内に数十万人いるロシア系の住民は、ロシアとの安定した関係を望んでおり、政権は難しいかじ取りを迫られています。