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28の加盟国ごとに行われていたヨーロッパ議会選挙は最終日の26日、21か国で投票が行われ、開票作業が進んでいます。

ヨーロッパ議会によりますと日本時間の午前9時現在、議会の会派ごとの獲得議席の予測は、EUの統合を支持する中道の2つの会派が全751議席のうち、合わせて329議席で、今の選挙制度が始まった1979年以来初めて、両会派を合わせても過半数に届かない見通しです。

これに対してEUに懐疑的な勢力は、イギリスでEUからの「合意なき離脱」を求める「離脱党」が首位になったほか、フランスで極右政党の「国民連合」が、イタリアで右派政党の「同盟」が、それぞれ首位になりヨーロッパ議会全体でも議席を増やす見通しです。

懐疑的な勢力の発言力が強まることで難民・移民の問題や貿易などEUの重要政策の審議で反対する立場にまわり議論が難航することも予想され、開票の結果が注目されます。

一方、今回の選挙では四半世紀ぶりに投票率が50%を超える見通しで、有権者の関心の高さをうかがわせています。