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 ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)が、傘下の総合スーパー、ユニー(名古屋市)の全株を、資本・業務提携しているディスカウント大手のドンキホーテHDに売却する方向で調整していることがわかった。不振のスーパー事業をグループから切り離し、コンビニ事業に注力する。

 ユニーは、東海や中部地方を中心に総合スーパーを展開し、イオンリテールやイトーヨーカ堂に次ぐ規模。しかし、2017年2月期に565億円の純損失を計上し、てこ入れのため同年にドンキHDと資本・業務提携。ユニーの株式の40%を譲渡していた。

 ユニー・ファミリーマートHDとドンキホーテHDは10日、「一層の連携強化に関して検討しているが、現時点で開示すべき具体的な決定事実はありません」とのコメントを出した。

 コンビニエンスストア大手のファミリーマートは、全国1万7000店で働く従業員20万人に対し、今月末からアイリスオーヤマの家電製品を最大6割引きで購入できる制度を導入します。インターネット通販や家電量販店よりも安い水準になるということです。コンビニ業界はアルバイトの人手不足が深刻化していて、ローソンは店員向けにDVDや書籍などを割引価格で買えるようにするなど福利厚生を手厚くすることで、従業員をつなぎとめる動きが広がっています。