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 神社の組織は、神社本庁(東京)をトップに各都道府県の神社庁、各地区の支部があり、多くの神社が所属。県内では現在、14支部に計約2100の神社が属しており、うち宇佐支部は200を超える神社で構成している。

 宇佐神宮では2016年2月、神社本庁総務部長だった小野崇之宮司が就任。しかし、決定の経緯などを疑問視する宇佐支部が反対し、小野宮司は就任後、神宮内にあった支部の事務局の退去を求めた。事務局は同3月末、宇佐市内の神社に移転した。

 小野宮司は取材に対し、「支部幹部が正式な申請をせずに、会合などで神宮内の施設を使っていたこともあり、退去してもらった」と説明。これに対し、山田幸支部長は「事務局の移転に伴い、神宮は支部から脱退したと判断している」と反発する。

 対立は地域の祭事にも影響。毎年夏に神宮で開かれる「夏越祭り」は、支部の神社が地域の氏子に募った寄付金で運営費の一部を賄っていたが、16年から支部の協力がなくなった。一方、これまでは地域の祭礼に慣例で神宮から神職が派遣されていたが、神宮側が正式な派遣要請の手続きを求めるようになり、支部の神社は神宮以外の神職24人で対応している。

 こうした事態を受け、氏子の一部は昨年12月~今年7月、小野宮司らの退任を求める署名活動をし、約3000人分を集めた。発起人の久保繁樹さん(68)は「文面では退任を求めているが、双方が歩み寄ってほしいというのが本意だ」と話している。

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