https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

中国南部、広東省深セン※にある南方科技大学の賀建奎准教授は、「ゲノム編集」という遺伝情報を書き換える技術を使ってエイズウイルスに感染しないよう受精卵を操作し、今月、双子の女の子が誕生したと主張する動画を、26日インターネット上に投稿し、海外の研究者などからは、事実とすれば安全性や生命倫理の点で問題があるという指摘が出ています。

こうした中、中国国内では26日、科学者など120人余りが連名で「人体実験であり、常軌を逸していると言わざるをえない。計り知れないリスクがあり『パンドラの箱』が開かれた」とする声明を出しました。

そのうえで、公表された内容について「科学者として断固反対し、強く非難する」と批判しています。

このほか、感染症の専門家や細胞生物学の学会も反対の声明を出すなど、中国国内では批判が相次いでいます。

一方、国営の中国中央テレビも、政府が広東省の担当部門に調査を指示したと伝えるなど、国としても事態を注視していることが伺えます。

動画を投稿した賀准教授は、香港で開かれている国際会議に28日出席する予定で、今回公表した内容について発言するのか注目されています。

※センは「土」偏に「川」