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中国は、台湾でおととし、独立志向が強いとみなす民進党蔡英文政権が発足して以降、中台の当局どうしの公的な対話を停止し、関係は冷え込んでいます。

こうした中、台湾で今月24日に行われた統一地方選挙では、中国に融和的な姿勢を示す最大野党・国民党が躍進しました。

これを受けて、中国政府で台湾問題を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、28日の記者会見で「中台の都市間交流は将来、範囲を広げ、拡大していくだろう」と述べて、国民党が市長や知事のポストを奪還した自治体との交流を強化する考えを示しました。

中でも、国民党の候補が中国人観光客を呼び戻すなど中国との交流の活性化を訴えて当選した南部の最大都市・高雄について、馬報道官は「すでに、中国の旅行業者が組織した団体旅行客が訪れている」と強調しました。

中国政府としては、1年余りあとに控える次の総統選挙に向けて、中国に融和的な姿勢を示す国民党を優遇し、経済的な利点を強調することで、台湾の世論をみずからに有利な方向に引きつけたい狙いがあるとみられます。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/11/25/200235(台湾統一選 与党大敗 蔡総統が党首辞任 総統の職にはとどまる)