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リニア中央新幹線は、9年後の2027年に東京・品川と名古屋の間で開業する予定で、山梨や長野などでトンネルの掘削工事が進められています。

都内周辺では、地下深くにトンネルを通す計画で、28日、この工事の起点となる品川区の現場が報道関係者に公開されました。

直径30メートル余り、深さおよそ90メートルの巨大な縦の穴が掘られていて、今後、この穴の底に掘削機械のシールドマシーンを運び込み、およそ9キロのトンネルを掘り進めます。

また、この空間はリニア開業後に乗客などが緊急時に地上に出る避難経路に使われることになっていて、階段やエレベーターの設置工事も行われる予定です。

JR東海中央新幹線建設部の吉岡直行担当部長は「工事は順調に進んでいて、今後、準備が整いしだいトンネルの掘削に入る。地元への丁寧な説明をしたうえで着実に進めていきたい」と話していました。