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判決を受けたのは、トランプ大統領の元顧問弁護士、マイケル・コーエン被告です。

コーエン被告は、おととしの大統領選挙に絡んで選挙資金に関する法律に違反してトランプ大統領とかつて不倫関係にあった女性らに口止め料を支払ったほか、トランプ氏のロシアでの不動産事業について議会で虚偽の証言をしたなど、合わせて9つの罪に問われていました。

コーエン被告は、捜査当局との司法取引に応じると表明し、「トランプ大統領からの指示で口止め料を支払った」などと罪を認めましたが、検察は、被告の情報提供は不十分で、量刑を軽くする司法取引にはあたらないと主張していました。

アメリカのメディアによりますと、ニューヨークの連邦地方裁判所は12日、「被告は個人的な野心などから幅広い罪に手を染め、そのいずれもアメリカに対する重大な犯罪だ」などとして、禁錮3年の判決を言い渡し、罰金などとして合わせて約200万ドル(日本円2億2000万円余り)の支払いを命じました。

コーエン被告は、トランプ大統領の長年の腹心とも言われてきただけに、今回の判決を受けて、野党・民主党トランプ大統領への追及を強めるのは確実な見通しです。

メキシコのロペスオブラドール大統領は12日、自身のツイッターアメリカのトランプ大統領と電話で会談したことを明らかにしました。

ロペスオブラドール大統領は会談について、「敬意をもって、友好的に進められた」としています。

そのうえで、トランプ大統領が重要な政策課題としている移民問題や中米地域の発展や雇用の創出を促す2か国合同のプログラムを立ち上げる可能性について話し合ったとしています。

貧困や暴力から逃れるため、中米ホンジュラスなどからアメリカへの入国を目指す移民たちは、現在も数千人がメキシコ側の国境の町にとどまっていて、地元では治安や観光への影響を懸念する声が高まっています。

今月就任したばかりのロペスオブラドール大統領は、不法移民に強硬な姿勢を続けるトランプ大統領に対して積極的に働きかけて協力を得ることで、問題の解決を急ぎたい考えです。