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スリランカではことし10月、シリセナ大統領が、ウィクラマシンハ首相を突然解任して、新たな首相に前の大統領のラジャパクサ氏を指名しました。

これに対し、ウィクラマシンハ氏は「解任は憲法違反だ」として首相職にとどまる意向を示して対立し、現在は首相がおらず、政権の機能が停止した状態が続いています。

こうした中、首相に指名されていたラジャパクサ氏が15日声明を発表し、「首相職から辞任し、大統領が新政権を発足させるための道を作る」として首相職に固執しない考えを明らかにしました。

これについてシリセナ大統領は公式な反応を示していませんが、地元メディアはウィクラマシンハ氏を改めて首相に指名する見通しだと伝えています。

ただ、シリセナ大統領と、ウィクラマシンハ氏は、政治的信条や経済政策の進め方を巡って相当な隔たりがあるとされ、2か月近くにわたって続く混乱が収束に向かうのか注目されます。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2018/12/14/200232スリランカ 政治的混迷 一段と深まる)