中国政府に接近するバチカン 地下教会司教を降格・退任 https://t.co/Xd23R1NbA3
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年12月15日
キリスト教ローマ・カトリック教会の法王庁(バチカン)と中国政府が、司教の任命権で9月に暫定合意したのを受け、独自に司教を任命していた教区で、司教の一本化の動きが本格化している。バチカンが過去に破門した中国公認司教の復帰を認め、非公認の地下教会司教を降格・退任させる形で調整が進む。バチカンの譲歩が目立ち、地下教会関係者は不安を募らせている。
バチカン関連のニュースサイト「アジアニュース」などによると13日、福建省閩東(ミントン)教区の司教を中国政府公認「中国天主教愛国会」に一本化する儀式が、北京の釣魚台国賓館であった。
新たに任命された詹思禄(チャンスールー)氏は暫定合意でバチカンに復帰。それまで司教と認めてきた地下教会の郭希錦(クオシーチン)氏に対し、バチカン代表団は「中国教会全体のために犠牲になってほしい」と、補佐司教になるよう伝えた。同じく競合地区のスワトー教区の地下教会司教には退任を通告したという。
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