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中国では、政府が内政干渉を理由に法王によるカトリック教会の司教の任命を拒否したことで、政府公認の教会と、法王に忠誠を誓ういわゆる地下教会が対立してきましたが、今月22日、司教の任命方法でバチカンと中国が暫定合意しました。

これを受けてフランシスコ法王は26日、初めて信者に向けたメッセージを発表し、「疑念や当惑を感じる人、見捨てられたと思う人がいるかもしれない」としながらも、合意は中国のカトリック教会を1つにするために欠かせなかったとして理解を求めました。

そのうえで「すべての中国の信者が和解に向けて取り組んでほしい」と述べて、政府公認の教会と地下教会の双方が対立を乗り越えて和解するよう呼びかけました。

今回の暫定合意をめぐっては、宗教への介入を強める中国政府に譲歩した結果だとして信者の間で批判の声もあがっていて、法王のメッセージがどのように受け止められるのか注目されます。

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