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フランシスコ法王は25日、バチカンのサンピエトロ広場で恒例のクリスマスメッセージを読み上げました。

この中で内戦が続く中東のシリアについて「国外に逃れた難民が帰還し、自分たちの国で平和に暮らせるように国際社会が政治的な解決を見いだすべきだ」と述べ、国際社会が役割を果たすよう強く求めました。

また、フランシスコ法王は南北の融和ムードが続く朝鮮半島の情勢についても触れ、韓国と北朝鮮の絆が強まるとともに融和に向けた動きが続いて朝鮮半島の人々が幸せになるよう願いました。

さらに、内戦による食糧難で多くの子どもたちが栄養失調に陥るなど「最悪の人道危機」と言われる中東のイエメンで、今月、人道支援の拠点となる都市で停戦が合意されたことについて、「戦争や飢餓による子どもたちや人々の苦しみが和らぐきっかけになってほしい」と述べ、期待を示しました。

フランシスコ法王は人種や文化、言語の違いは脅威ではなく豊かさの源だと強調し、違いを越えて結び付く「友愛」の重要性を一貫して訴えました。

 ローマ法王フランシスコは、世界に向けた恒例のクリスマスメッセージで「多様性は危険ではなく、豊かさの源泉である」と述べ、紛争などが絶えない地域での融和を求めました。

 「私のクリスマスへの願いは友愛への願いです。多様性とは、有害で危険なものではなく、豊かさの源なのです」

 ローマ法王フランシスコは、バチカンで行った演説でこのように述べたうえで、「互いを尊重し、相手の声に耳を傾けよう」と訴えました。ローマ法王はシリア内戦の政治的解決に向け努力するよう国際社会に求めたほか、朝鮮半島情勢について、「融和への動きが継続すること」を望むと述べました。