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イスラエルを訪問しているアメリカのペンス副大統領は日本時間の22日夜10時前からエルサレムにあるイスラエルの議会で演説しました。


ペンス副大統領は「トランプ大統領のこの1年は過去70年にわたるどの大統領の時代よりも2国間の距離を近づけた。アメリカはイスラエルとともにある」と述べ、イスラエルの安全保障にさらに関与する姿勢を強調しました。そのうえで「われわれの政権はエルサレムアメリカ大使館を開設する計画を進展させる。大使館は来年末までに開設される」と述べ、トランプ大統領エルサレムイスラエルの首都と認めた決定を受けて、来年末までに、エルサレムアメリカ大使館を移転させる計画を発表しました。


一方でパレスチナ側に対しては「パレスチナの指導部に対し交渉のテーブルに戻るよう強く促す。和平は交渉によってのみ成り立つ」と述べ、パレスチナ側がアメリカを仲介役とする和平交渉には一切応じないと主張している状況を批判しました。


またイスラエルが敵対するイランに対して「アメリカはテロ支援国家であるイランに立ち向かっていく。イラン核合意が今後数か月以内に修正されなければ、アメリカはすぐに核合意から離脱する」と述べ、イランへの強硬な姿勢を鮮明にしました。


ペンス副大統領の演説が始まった直後には、議会でアラブ系の議員たちが抗議のビラを掲げようとして議場から退席させられる一幕もありました。


パレスチナ側は23日に大規模な抗議デモを呼びかけていますが、ペンス副大統領がアメリカ大使館のエルサレムへの移転について時期を具体的に明言したことでパレスチナ側はさらに反発するものと見られ、イスラエル軍との間で衝突が拡大することも予想されます。


イスラエルを訪問しているアメリカのペンス副大統領は22日、エルサレムにあるイスラエルの議会で演説しました。


この中でペンス副大統領は、トランプ大統領が先月、エルサレムイスラエルの首都と認めた決定を受けて、来年末までにエルサレムアメリカ大使館を移転させるとし、初めて移転期限を明確に示しました。


このあとペンス副大統領はネタニヤフ首相とともに声明を発表し「われわれは繁栄と安全保障のためにともにある」と述べ、イスラム過激派やイランに対抗するため両国の関係を強化していく姿勢を強調しました。


一方、ペンス副大統領が大使館の移転期限を具体的に言及したことに対しパレスチナ側は反発を強め、PLO・パレスチナ解放機構は「アメリカという国が解決策ではなく、問題そのものであることをさらけ出した。国際法に違反してもアメリカは免罪符を与えるということだ」とする声明を出しました。


パレスチナ側は23日、パレスチナ暫定自治区の各地で大規模な抗議デモを呼びかけ、イスラエル軍との衝突が拡大することも懸念されます。