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いわゆる「ロシア疑惑」をめぐりトランプ大統領は先週、FBIの捜査に偏りがあると指摘する与党・共和党が作成した文書の公開に踏み切り、捜査の信ぴょう性に疑問を投げかけ、波紋が広がっています。


この文書は、議会下院の情報委員会の共和党のニューネス委員長が中心となってまとめ、「ニューネス・メモ」と呼ばれていますが、5日にニューネス氏がNHKのインタビューに応じました。


この中でニューネス氏は「FBIは単なる政治的なうわさ話をもとに裁判所から令状をとって、トランプ陣営への捜査に利用していた」として、不当な捜査が行われていたと批判しました。


そのうえで、FBIなどの問題点を徹底的に調べるため、議会による調査が終わりしだい、独立した立場で捜査にあたる新たな特別検察官を任命するよう求めていく考えを初めて示し、トランプ陣営を調べている捜査機関をけん制しました。


ニューネス氏は、おととしの大統領選挙のあとトランプ氏の政権移行チームの幹部を務めるなどトランプ大統領に近い存在として知られ、トランプ大統領も5日、みずからのツイッターで「ニューネス氏は、とてつもない勇気と気概の持ち主だ。いつか偉大なアメリカのヒーローとして認識されるかもしれない」と書き込んでいます。


これに対しFBIは、ニューネス氏がまとめた文書について、「事実が欠落している」として公開に反対してきたほか、野党・民主党も「捜査を弱体化させる企てだ」と反発し、別の文書を作成して公開を目指しています。


ロシア疑惑」をめぐっては、トランプ大統領本人の事情聴取が検討されていると伝えられ、捜査が大詰めを迎えているという見方も出る中、トランプ大統領側と捜査機関や民主党との対立が激しくなっています。