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ベネズエラのマドゥーロ政権と野党側は、大統領選挙の日程や進め方などについて去年12月から対話を行ってきましたが、今月7日、対話が決裂し、政権側が掌握する選挙管理当局が、4月22日に選挙を実施すると発表しました。


これを受けて野党側は21日、首都カラカスで記者会見し、「今は公正な選挙を行える状態にない。行われるのは政府によるショーでしかない」などとして大統領選挙をボイコットすると発表しました。


そのうえで、選挙の日程をことし後半に延期することや、選挙プロセスの初めの段階から国際的な監視団を受け入れることなどを提案し、公正な選挙が行われる体制を整えるべきだと訴えました。


ベネズエラでは、大統領選挙のたびに複数の野党政党が予備選挙を行って、「野党連合」として統一候補を選出して選挙に臨んできましたが、大統領派の判事が多数を占める最高裁判所が、「野党連合」としての立候補を認めない決定をしていて、野党側の出方に関心が集まっていました。


こうしたことから、マドゥーロ大統領の再選の可能性が高まったと見られる一方、このまま選挙が強行されればベネズエラが独裁色を強めることを懸念する周辺国が反発することも予想されます。