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その一方で、AIに対抗するためには「人類の能力を飛躍的に向上させる必要がある」と訴えて、その発露としてニューラリンク社を設立。ニューラリンク社は、脳マシンインターフェースの開発を行う会社で2016年にイーロンが創業しました。人間の脳に微小な電極デバイスを埋め込んで、直接、コンピュータと情報をやり取りする革命的な技術の研究を手掛けます。これも突拍子もないアイデアのように世間は受けとめました。しかし、イーロンはこの技術を「ニューラル・レース(神経のヒモ)」と呼んで、デバイスの埋め込みを「眼のレーシック手術ぐらいに手軽で安価なものにしたい」と大胆極まりない抱負を語っています。


彼は「われわれの出力(アウトプット)水準は極めて低い。特にスマホなどでは親指2本でタップするだけだ。これはバカバカしいほど遅い。それとは対照的に、われわれの入力(インプット)水準ははるかに高い。高帯域のビジュアル(視角)インターフェースを脳内に取り入れているためだ。われわれの目は大量のデータを取り込んでいる」と独特の説明をしています。


ニューラリンク社には、スタンフォード大やIBMでニューロチップを研究してきたポール・メロラをはじめ、ローレンス国立研究所のナノテク研究の主任研究員ヴェネッサ・トロサなど有力な研究者が集結しています。そして、イーロンはいきなり約2700万ドル(約27億円)の資金を調達し世間の注目度をグッと高め、本気度を見せつけたのです。

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