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パキスタン出身のマララ・ユスフザイさんは2012年にイスラム過激派から銃撃を受けながらも、世界中から集まった寄付金で「マララ基金」を設けるなどして子どもや女性が教育を受ける権利を訴え続け、2014年にノーベル平和賞を受賞しました。


現在はイギリスの大学に通いながら活動を続けているマララさんは、先月末から、銃撃を受けたあと初めて母国のパキスタンに一時帰国しています。


帰国に合わせてマララさんはイギリスの公共放送BBCの取材に応じ、「12歳のころは自分が首相になってさまざまな問題を解決しようと考えていた」と振り返りました。


そのうえで、「なかなか容易ではないことがわかったので、マララ基金を通じて女性に教育の機会を与える援助をしたい」と述べ、女性たちが公平に教育を受けることができるよう、今後も支援を続けていく考えを示しました。


マララさんは31日、軍による厳重な警備を受けながら生まれ育った実家を訪ねて家族や友人などと再会していて、立ち合った友人の1人は「皆、涙を流していて、とても感動的だった」と話していました。


史上最年少のノーベル平和賞受賞者、マララ・ユスフザイさん(20)が約5年半ぶりに母国パキスタンに一時帰国したが、市民の反応は冷ややかだ。背景には貧富の差が激しい同国を出て英国で暮らすマララさんへの嫉妬や、伝統的価値観と相いれない欧米社会への反感などがある。


 マララさんが帰国した3月29日、パキスタン私学連盟はマララさんの自叙伝「私はマララ」にかけて「30日を『私はマララじゃない』日にする」と呼び掛けた。同連盟は13年の本の出版時にも私学での閲覧禁止処置を取った。どちらも「パキスタンイスラム教を中傷している」などという理由だった。