パキスタン政府 イスラム過激派組織と停戦合意 タリバンが仲介 #nhk_news https://t.co/kDQ6VjA71n
— NHKニュース (@nhk_news) 2021年11月9日
パキスタン政府は8日、国営放送を通じて、イスラム過激派組織「パキスタン・タリバン運動」との停戦に合意したことを発表しました。
両者の話し合いを仲介したのは、アフガニスタンを統治するタリバンの暫定政権だったとしています。
一方「パキスタン・タリバン運動」も声明を発表し、停戦は9日から来月9日までで、その後は双方が合意すれば延長するとしています。
「パキスタン・タリバン運動」は、2007年にアフガニスタンのタリバンを支持する過激派組織が統合して結成され、パキスタン政府やアメリカを標的にテロや襲撃を繰り返してきました。
2012年には、女性の教育の権利を訴えていた当時14歳のマララ・ユスフザイさんを銃撃して世界に衝撃を与えました。
アフガニスタンのタリバンとは連携していると指摘されていて、今回の停戦合意について、パキスタンの地元紙は関係者の話として、タリバン暫定政権で内相代行を務める強硬派のハッカーニ氏が仲介役を果たしたと伝えています。
パキスタン政府と「パキスタン・タリバン運動」は2014年に和平協議を進めましたが実現せず、今回の停戦合意にどこまで実効性を持たせられるかが焦点となります。
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