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一方、8日には政権側と反政府勢力との間で交渉が再開され、シリアの国営テレビによりますと、反政府勢力は、48時間以内に戦闘員が北部に撤退し、拘束していた捕虜などを解放することで、政権側と改めて合意に達し、実際に撤退や解放が始まりました。


反政府勢力の指導者はツイッターで、「撤退に応じなければ再び化学兵器が使われるおそれがあった」と述べ、撤退はやむをえないとの考えを示しました。


反政府勢力の戦闘員が撤退すれば、東グータ地区はすべてアサド政権の支配下に入ることになりますが、反政府勢力が政権側と撤退に合意したあと戦闘が再燃した経緯もあり、合意どおり進むかどうかは予断を許さない状況です。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180408#1523184035


これについて、トランプ大統領は8日、ツイッターで、「無分別な化学兵器による攻撃で、女性や子どもを含む多くの人が死亡した」と指摘しました。


そして、シリアのアサド大統領を「けだもの」と強く非難するとともに、その後ろ盾となっているロシアのプーチン大統領やイランにも責任があると批判しました。


そのうえで、「大きな代償を払うことになる」と警告し、対抗措置も辞さない構えを示してけん制しました。さらに、救援活動や攻撃の検証のため、この地域を直ちに開放するよう求めました。


また、ホワイトハウスのボサート大統領補佐官は、ABCテレビの番組で、アサド政権に対してミサイル攻撃を行う可能性があるかと質問され、「なにも排除しない」と述べました。


トランプ政権は去年4月、アサド政権が市民に対し化学兵器を使用したと断定し、対抗措置として軍事施設を巡航ミサイルで攻撃しています。


シリア国営テレビによりますと、9日、シリア中部の都市ホムス近郊にある空軍基地が複数のミサイルによる攻撃を受け、このうち8発のミサイルを撃ち落としたものの、攻撃によって複数の死者とけが人が出ていると伝えました。これについて国営テレビは、アメリカによる攻撃の可能性があると伝えています。しかし、アメリカ政府の高官はこの報道を否定しています。

一連の報道を受けてアメリカ国防総省は声明を出し、「国防総省は現時点でシリアで空爆を実施していない」として、アメリカはシリアに対する軍事攻撃を実施していないと明らかにしました。


一方で、「われわれは厳重な監視を続け、シリアであってもそうでなくても、化学兵器の使用には責任をとらせるという外交的な努力を支援していく」として、アメリカとして状況を注視していく姿勢を示しました。


これについてシリア国営通信は当初、アメリカによる攻撃の可能性があると伝えましたが、アメリカ政府は否定し、その後、イスラエルのF15戦闘機による攻撃だったと伝えました。


また、ロシアのインターファクス通信はロシア国防省の話として、イスラエルのF15戦闘機2機が8発のミサイルを発射し、シリアの防空システムが5発を打ち落としたものの、3発が基地の西側に着弾したと伝えました。

イスラエル軍のスポークスマンはNHKの取材に対し、隣国シリアの空軍基地が9日、攻撃を受けたことについて「イスラエル軍の関与があったかどうかを含めて一切コメントできない」と話しています。


イスラエルは、敵対するイランがシリア内戦に介入し、そのままシリア国内で軍事拠点を築いているとして、たびたびシリアへの越境攻撃を行っています。


今回、攻撃されたシリア中部のホムス近郊にある空軍基地に対してもイスラエル軍はことし2月、イスラエルの領空を侵犯したイラン製無人機の拠点になっているとして戦闘機による越境攻撃を行っています。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180408#1523184034
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180331#1522492882
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180322#1521715108