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 不運にも倒れてきたブナの大木に直撃され、一瞬にして大破したのだ。所有者は約2億円の費用がかかる修理をやむなく断念し、道路管理者である富山県を提訴。富山地裁で先月、県が車両購入費の半額に相当する1750万円余りを支払うことで和解が成立した。奈良県在住のオーナー男性にとっては、30年越しの夢をかなえて入手した憧れの名車。それが購入してわずか3カ月で無残な姿に。今も大破した車を自宅ガレージで保管するオーナーは「希少価値がある車。大破したのはショック」と無念さを募らせている。