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北朝鮮の非核化が争点の一つとなる南北や米朝の首脳会談を控え、1993年に核兵器の自主的な廃棄を公表した南アフリカのデクラーク元大統領(82)が、17日までに共同通信の書面インタビューに応じた。北朝鮮民主化を進めた場合、国際的孤立が解消し、南アと同様に非核化できる可能性があるとの認識を示した。


 デクラーク氏は「北朝鮮が民主的権利を国民に与え、国際社会との関係が正常化すれば、核問題の解決につながるかもしれない」と指摘。首脳会談の当事国が北朝鮮民主化を働き掛けるよう訴えた。


アメリカのトランプ政権は、北朝鮮の核・ミサイル開発の問題を、安全保障上の最大の課題と位置づけています。


トランプ政権は「すべての選択肢はテーブルの上にある」として、軍事的な選択肢も排除しない姿勢を示し、北朝鮮への圧力を最大限まで高め核・ミサイル開発の放棄に転じさせる取り組みを続けてきました。


そして、トランプ大統領は、去年の国連総会の演説では「北朝鮮の完全な壊滅」にまで言及して、強い警告を発しましたが、北朝鮮弾道ミサイルの発射をやめず、情勢は緊迫していました。


しかし、ことしに入り、北朝鮮が対話の姿勢を示し始め、韓国で開かれたピョンチャンオリンピックに参加するなど、情勢は次第に変化します。


そして、先月、トランプ大統領の判断が世界を驚かせます。


トランプ大統領は、北朝鮮のキム委員長と会談した韓国政府の高官とホワイトハウスで会談。
キム委員長が、米朝首脳会談を提案しているとの説明を受けると、即座に応じる意向を示したのです。


その後、トランプ大統領は「うまくいけば、北朝鮮を非核化する合意ができるだろう」と述べ、核の放棄の実現に強い意欲を示しています。
そして、首脳会談は6月上旬までに開かれるとの見通しを示しています。


アメリカ政府は首脳会談の準備を進め、一部メディアは、新たな国務長官に指名されたポンペイオ氏率いるCIA=中央情報局が、開催場所などを協議するため、北朝鮮側と接触したと伝えています。


トランプ政権は、北朝鮮の完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を目指しています。


トランプ政権は、過去のアメリカの政権は北朝鮮が対話に出るだけで圧力を緩めてしまい、欺かれたと批判し、北朝鮮が具体的な行動を示さない限り、制裁などの圧力を維持するとして日本など同盟国や、中国とも緊密に連携していく方針です。


トランプ政権では、保守強硬派として知られ、北朝鮮への武力行使も辞さない姿勢を示してきたボルトン氏が、今月、安全保障政策担当の大統領補佐官に就任し、対北朝鮮政策にどのような影響を与えるのかも注目されています。


17日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン委員長が16日、ピョンヤンを訪問している中国の芸術団の公演を観覧したと1面と2面で写真とともに伝えました。


写真では、キム委員長が芸術団のメンバーに囲まれて満面の笑みを浮かべ「芸術団の訪問が共同の宝である中朝親善を発展させる意義のある契機になる」と強調したということです。


一緒に公演を観覧した中国共産党中央対外連絡部トップの宋涛部長は、先月の中朝首脳会談に触れ「合意を極めて重視し、文化芸術部門をはじめとしたさまざまな分野の交流を深めていく」と述べたとしています。


一方、北朝鮮のリ・ヨンホ(李勇虎)外相は、ロシアなどの訪問を終え、17日、経由地の北京から、帰国の途に就きました。


リ外相はモスクワでラブロフ外相と朝鮮半島情勢について意見を交わしたということで、韓国やアメリカとの首脳会談を控え、北朝鮮として友好国との関係強化を図る姿勢を一層鮮明にしています。